医療面接における施術録
カテゴリー:過去情報 更新日:2015.07.10
こんにちは、臨時職員の野中です。
台風が3つ発生し、各地で甚大な被害が出ております。
またそれに伴い梅雨の季節を感じさせる天候が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
4月から始まった本校3年生の臨床実習も7月に入り、終盤に差し掛かりました。
本校の実習では患者様の同意を頂き、学生による医療面接を行っております。
医療面接では怪我をした原因、怪我の状態の経過、症状、患者様の主訴などを聴取します。
そこで知り得た患者様の情報を施術録に記載します。
柔道整復師としてこの施術録は必要不可欠となるものです!
そして普段の施術の際、非常に重要なものとなります!
施術録の書き方を練習する授業はありません。
そのため臨床実習では医療面接および施術録の作成までの一連の流れを学生に指導しております。
施術録の作成の際、指導することは下記の4つです。
(1)綺麗な字で記載する
(2)第3者が読み、理解できる
(2)文字に表現しづらい内容に関しては図説する
(4)患者様の個人情報(趣味、仕事、学校、習い事、部活動、内科的疾患など)を記載する
なぜかというと医療面接の中で、怪我の情報だけでなく、様々なことを聞き出し、それに合わせて、施術内容を変える必要があります。
また意外にも患者様が何気なく発した言葉の中に、今後の施術に重要な要素が潜在します。
そのため怪我を治す技術も非常に大切ではありますが、私が柔道整復師として最も大切だと感じることは対話力です。
対話ができなければ何も情報を得ることも、さらには患者様が心を開いてくれることもないと思います。
だからこそ、実習生にはこの対話というものを非常に大切にしていただきたいと思います!
解剖学、生理学などの勉強ができることも大切ですが、「対話力」といものはもっと大切かも。。。
対話の導入は「挨拶」です。
実習中には様々な年齢層の方が来院されますので、対話のきっかけづくりである「挨拶」をしっかりしましょう!
学生の皆さんも考えてみてください!元気のある人とない人!どっちの人と会話をしたいですか?
今年度の臨床実習はほぼ終わってしまいましたので、
来年度の臨床実習を行う学生の皆さんの対話力に期待したいです!!!
東京で柔道整復師・歯科衛生士を目指す
日本体育大学医療専門学校
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