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第33回校内柔道大会レポート ~個人戦編~

カテゴリー:スタッフブログ 更新日:2017.10.27

こんにちは。教員のコバヤシです。

先日のブログに続いて、校内柔道大会 個人戦男子無段者トーナメント戦をリポートします。

続く男子無段者トーナメント戦は29名の猛者達がエントリーして優勝を競い合いました。
無段者同士ということもあり、やや危なっかしい試合もありましたが、1回戦から団体戦同様に白熱した試合が繰り広げられました。
ここでも昼間部1年生が予想に反して活躍しているのが印象的でした。
入賞こそできませんでしたが、来年は練習して上位に食い込めるよう頑張って欲しいと思います。

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準決勝は第1試合、普段から柔道部で活動している現キャプテンの伏見笙太(昼2年)と本校に入学してから初段を取得した小田原勤(昼3年)。
第2試合は同じく本校に入学してから初段を取得して活躍してきた前キャプテンの谷拓磨(昼3年)と小さい体ながらレスリング仕込みの背負投げが武器の清水隆椰(昼3年)とそれぞれ対戦。
伏見笙太と谷拓磨が決勝に進出しました。

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3位決定戦は小田原勤と清水隆椰との対戦となりましたが、一瞬の隙を見ていた小田原選手の小外刈りが決まり一本勝ちとなりました。
小田原にとって悔しい3位となりましたが、小さい体でここまで勝ち上がってきた清水も見事でした。

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新旧キャプテン同士の対戦となった決勝戦は歴史に残る対決となりました。

日頃から練習でお互いの手の内を知っている為、試合展開が緩やかになるかと予想していましたが、伏見右組み、谷左組みとケンカ四つで序盤戦は初心者とは思えない組手争いが展開されます。
40秒すぎ、伏見が放った左背負投を谷が体を左にずらしながら隅返しで「技あり」を先取します。
対して先制された伏見は1分過ぎ、伏見は右足で谷の左足を引っ掛けながら上体をうまくコントロールして「技あり」を奪い返します。
それ以降激しい攻防は続きますが、3分で決着がつかず、2分間の延長戦へ突入します。
延長戦に入り、右膝を痛めた谷の動きが止まりはじめ1つ目の「指導」が出ます。
ここから試合が動き出します。反則が先行した谷は組手を有利に保ちながらも一瞬の隙をついて執念で放った伏見の左背負投げが「技あり」となります。
ポイントを先行された谷は伏見の頭を下げさせながら左内股を仕掛けた後に再び隅返しで「技あり」先取、そのまま抑え込みとなります。
このまま決まるかと思いきや伏見は、必死に体を捻らせ谷をひっくり返して逆に抑え込みます。
精魂尽き果てた谷は「参った」を宣告し一本勝ちとなり、初の個人戦王者は柔道部新キャプテンの伏見となりました。

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本大会は柔道が得意な人も、不得意な人も、柔道が好きな人も、嫌いな人もクラスの代表が試合をしていると柔道場が揺れるような大声援が起こります。
そして出場した選手もやるからには負けたくない気持ちが試合に溢れ出ています。
特に男子無段者トーナメント戦の決勝戦は新旧の柔道部キャプテン対決としてお互いのプライドを垣間見るもの凄い対戦でした。

私はそんな学生達の頑張りや声援がとても心地よく感じます。
柔道に携わる一教員として、授業の中でその楽しさや面白さを伝えきれない責任はありますが、本大会を通して学生達に感じていただけたら幸いです。
そして大会に出場した選手の皆さん、お疲れ様でした。
結果に結びつかなかった方もいるかと思いますが、何事にも取り組む姿勢やその過程はとても大切なことだと私は考えます。
次回出場できる学生は是非来年も頑張って欲しいと思います。

また本大会の運営に携わっていただいたカメラマンの吉田さん、毎年審判をしてくれる卒業生の先生、大会係員として裏方で大活躍してくれた学生係員をはじめ全ての方々に感謝申し上げます。

最後にみんなで記念写真。

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