だいこん
カテゴリー:過去情報 更新日:2012.05.11
こんにちは 樋口です。今年のゴールデンウィークは不順な天候が続きましたが、
皆さんはどのように休日を過ごされましたか。
今日はそんな雨が続いた時に私が読んだ時代小説を紹介します。
『だいこん』 山本一力 著
山本一力氏の時代小説はご存知解剖学担当の清木先生に薦められたのをきっかけにハマりました。
富岡八幡宮を舞台(下町)とし、田沼意次から松平定信の時代を背景に描かれた江戸時代の職人気質を描いた作品が多く、
いつも読み始めたその瞬間から引き込まれてしまいます。
この作品は表紙に描かれた女性の物語。
浅草並木町の長屋に住む通い大工の父と橋場石工職人の長女を母に持つ娘の成長を描いた内容です。
小説はいきなり「渡世人」と主人公とのやり取りから始まります。
親の生き様、人生の先輩との接し方、大人としての身の処し方、他人をいたわるとはどういうことか。
今の時代、様々な世代の人とどのようにおつきあいしていくべきか。
気っぷのいい主人公を生き生きと描きながら、世の中の大切なものを随所に教わることができます。
是非読んでみて下さい。「お薦め」の一冊です。
東京で柔道整復師・歯科衛生士を目指す
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